2012年1月12日木曜日

日光連山にょほーっと富士見


あまり聞き慣れない星座でしょうけれど「りゅうこつ座」のα星を「カノープス」と言います。恒星の中では、おおいぬ座のシリウスに次ぐ全天で2番目に明るい白い星です。北半球から見るとあまり高度が高くならないので、地平線すれすれのところに赤くゆらゆらと見えます。
あれっ?!なんだか前にも同じようなことを書いたような気がしたので検索してみたら2009年4月25日に「酔いどれ星ゆらゆら、地平をゆらゆら」という題で既出でした。
カノープスを見ることができる北限はどこになるのか?ということからちょっと飛びますが、、、富士山は、一番遠くはどこから見えるのでしょう? これを「富士山が最も遠くから見える場所」で検索して見ると、、、「和歌山県・色川富士見峠」で写真撮影に成功していると書いている本(田代博『「富士見」の謎―一番遠くから富士山が見えるのはどこか?』祥伝社)が見つかりました。
最も富士山から遠いところから見た富士山で記憶にあるのは、日光霧降高原の「キスゲ平」(標高1689m)です。今日は、そこへ行ってみることにしました。
先週、奥日光へと4日連続日帰りツアーをしたときと同じで、東武日光駅に午前7時37分に到着しました。冬の間は、霧降高原方面へ行くバスは運休してしまうので、県道169号の栗山・日光線をひたすら歩きます。大谷川の上を吹く風はとても冷たくて、生け花の剣山を頬に押し当てているようでした。
猿の群れをみつけると爆竹を鳴らして追い払ったりする日光市の「猿パト車」が走ってゆきました。標高が900メートルを超えたあたりから道路に溶けない雪が残っていました。所々凍結していて歩いていても滑ります。
去年は、ニッコウキスゲが見頃の時期になってもニュースなどでまるで取り上げないのが不思議だったのですが、ニッコウキスゲ群生地の上を通るリフトが一昨年の夏で廃止になり、リフト跡地やその周辺は再整備のために立入禁止になっていました。キスゲ平へと向かう登山道も工事のためにどこから入るのかわからなくなってました。
3時間半ほど歩いて「標高1335m」の掲示のある地点の少し先まで行きました。工事中のところを抜けて行けばキスゲ平まで行けそうですが、ここであきらめることにしました。日光駅前の標高は、543mなので800m近く登ったことになります。女峰山は、標高2483mですから5合目を過ぎたあたりです。
富士山は手前の山に隠れて見えないので、写真は筑波山です。


1 件のコメント:

  1. http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/chikyunokatachi-01.htm

    サイトがありました(^^)便利ですな。物理的には海抜0mなら220km、空気の屈折を考慮するとさらに遠くからでも見えるのだそうです。

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